ヤマトナデシコ七変化 第25話「レディへの道」

最終回。最後までグダグダなノリが不思議と癖になる。結局スナコちゃんなんて身内全員から愛されてるんだよなー。
「ブス」と言われたことがきっかけで、自分が愛される資格がないと思っている女の子に愛を与えるのがテーマだとすれば、愛を与えることとレディーになることというのは恋愛の面ではイコールになりうるけど、家族愛を前面に持ってくると繋がりにくい。そういう点では、原作未完のため恋愛面で決着をつけることが出来ないという大きな制約の中で「大好きなおばさまのためにレディーになる」とうまく家族愛でまとめたのはうまかったなあ。

総感

ナベシンのアニメの割にはずいぶんとおとなしい滑り出しだったんだけど、2クール目に入ってからどんどんはっちゃけていって、楽しくなってきた。みんな段々人間離れしていって、もはや少女漫画とはいえなくなっているような・・・と見てるこっちが心配するほど。手抜きの絵すら味に見えてくるし。
ただでさえ谷間のシーズンにおいて、その中でもほんとに目立たないアニメではあったんだけど、個性的なキャラクターがドタバタするのは見てて楽しかったです。それでいて最後は家族愛的ないい話で終わっているという、不思議な魅力のあるアニメでもありました。