月面兎兵器ミーナ 第11話「最終アナウンス」

まさに大団円。

挫けそうな美奈を支えていたのは「欲しいものは両方手に入れる」という言葉。女子高生も、アナウンサーも、ミーナも翠怜先輩も、欲しいものは全て手に入れると決心した美奈が他のミーナを動かすシーンはまさにカタルシス。半クールくらい見逃したような気もしないではありませんが・・・。おまえ誰だよ、みたいなミーナがたくさんいたのはビックリしたよ。1話と重なる「そんな気分になっちゃった」で締める構成もお見事ではないですか。
作画的には段々苦しくなっていったのは仕方ないことですが、今回の大月ミーナ変身シーンは素晴らしかったです。ミーナの変身バンクは質が高いのにあんまり出てこないんだよなあ・・・。

総感

ひいき目に見ても「愛すべきB級アニメ」。見切り発車の設定と多すぎるキャラクター、肝心のお話も強引に敵を出してまとめたという感は否めません。でも、美奈のキャラクターと「夢をあきらめない」というテーマだけは揺ぎ無く一貫してたようにも思えます。多少お話が強引でも、大事なとこだけを押さえていれば何となく受け入れてしまうものなのかもしれません。
絵に関しては、もともと好みの絵だったこともあってそれだけで楽しかったのですが、ミーナ変身シーンのダイナミックさや1話で見られたような武器の出し方とか、アニメーションとしても見所が多かったです。
アニメファンの間ではあんまり人気ないのかもしれないけど、個人的にはお気に入りのアニメでした。ロケットガールといい、実はこういう80年代テイストの「メカと美少女」のモチーフが好きなのかも。