かりん 第24話「いつもふたりは 恥ずかしい」

わー、終わった。また1つ好きなアニメが終わってしまった・・・。

細かいお話の粗を探せばきりがないんだけど、まずはハッピーエンドをありがとうございました。

自分が人とは違う存在であることを認識しながらも雨水くんと一緒にいることを選んだ果林。そして果林が人間ではないと知ってもなお果林のことを思いつづけた雨水くん。それはずっと前から分かっていた事ではあるんだけど、数々の障害を乗り越え、改めて自分の思いを貫くことを二人が選んだ時点で物語としては終わっているんだよね。かりんというアニメが果林と雨水くんの恋の物語とするのなら、この結末を選んだ時点で物語としてはここでハッピーエンド。

その後は世界を閉じる作業に入るのですが、ここでのシリアスとギャグを一転させる伝家の宝刀が出ます!まさか果林のおっぱいにそんな伏線が隠されてるとは夢にも思わなかったよ!どんなにバカなギャグをやっていても、果林と雨水くんの恋だけは真っ向勝負で茶化さずやってくれていたのですが、逆に恋愛物語の結末がついたのならもうギャグやっていいだろ、という切り替えのすごさには圧倒されるばかり。これはねーよというご都合主義もギャグにしてしまうこのアニメ、やっぱすごいな・・・。

いやーとにかく盛り上がった!話の粗なんて盛り上がりの前にはかすんで見えますよ。この半年間、今どき貴重な真っ向勝負のラブコメが見れて本当に楽しかったです。

総評

・・・と言っても思い浮かばないなあ。最初の頃はとにかく果林がかわいくて、ギャグの切れのよさに感心したりしながら楽しんでたんだけど、エルダが出てきてからシリアスな側面が少しずつ顔を覗かせてきて、それに伴いラブコメもシリアスになってって結構辛かった記憶があります。でも、前半でちゃんとキャラクターを立てているからこそシリアスに重みが出るんだよなあ・・・。

ってなんか支離滅裂だ。とにかく毎回萌えたり笑ったり感動したり、楽しく見せていただきました。「出会えてよかった」と思える数少ないアニメのひとつになりそうです。これは限りなく殿堂入りに近い名作、だなあ・・・。