かりん 第10話「パパはとっても 恥ずかしい」

このアニメはすごい。大したことをやってるわけではないのに毎回毎回面白いんだよなあ。ラノベ原作のおかげなのか、キャラの魅力を引き出すシチュエーションと話の作り方がほんとにうまい。かりんに萌えまくりつつ、最後はちょっといい話で締めるという萌えアニメ*1のお手本のような作品ではないでしょうか。かりんの恥ずかしい父親を見せつつ、雨水くんの父親の話へとリンクさせる話の流れもお見事。

あとは作画が総じて高レベルなのも作品の質の向上に貢献してるのかな。やっぱりこの手のキャラクターで見せるアニメにとって作画は命だから。もちろんかりんの恥ずかしがりっぷりを色々な形で見せてくれる演出もすばらしいと思います。

  • ウィナー、外人なのに英語38点かよ!
  • 地味ながらも、麻希ちゃんの点数が悪いシーンをはさむ丁寧な構成が光ります。
  • 雨水くんに電話をかけるシーン、「も、もう繋がってる!?」には笑った。
  • 「だから明日は集中させて。おねがい♪」って、マイメロー!!

追記

矢作紗友里って新人なのか。確かに声は不安定な感じするけど、この子を選んだスタッフは神だと思う。正直矢作紗友里じゃなかったらここまで果林に萌えることもなかっただろうなあ・・・。

*1:これは萌えアニメっていうよりも純粋なラブコメだとは思うのですが。萌えの記号に頼らずにキャラクター本来の魅力で話を作るこのアニメを、萌えアニメのコンテキストでは語りたくないなあ・・・とか思ったりします。