英國戀物語エマ 第08話「時計」

前回から面白くなってきたぞ。俺が慣れてきたのかスタッフが慣れてきたのか、丁寧な演出と静かに盛り上がるドラマが気持ちいいなあ。

エマさんのことを家族に話すウィリアム。キスまでしたからには当然とはいえ、ちゃんとエマさんとのことを考えていこうとするウィリアム君は偉いなあ。

そして、エマさんのことを知ったときの家族の反応もいいね。感情的に反応するだけの兄弟と、冷静で理論的な父親の対比。父親も、ただ格式に縛られた堅物というステレオタイプに描くんじゃなくて、ちゃんと彼なりの正義を持ってて、それにもとづいて説教をしてるのがよかった。だから父の言うことはとても説得力があるし、それに対して何も言い返せないウィリアム君もかわいそうというか。ウィリアム君が父親よりも確固たる意思を持つことができて初めてエマさんと結ばれる資格がある、ってことだよね。

ケリー先生、ついに逝去か。時計を修理に出したり、アルに今後のことを頼んだり、死亡フラグ立ちまくりでもうかなりドキドキしてたよ・・・。ケリーさんはエマさんの最大の味方だと思ってただけに、ますますウィリアム君との今後が困難になりますね。ってか、職を失ったエマさんはどうするんだろ?ま、まさかウィリアムの家で働く、なんて萌えアニメみたいな展開*1になったりしないだろうな!!そういう展開が許されるヒロインは、ティーンエイジまでだと思いますよ、エマさん。

ところで、いまさら言いがかりをつけるようで何だけど、前回の話。親父さんが「違う世界」について言ってたんだから、その辺を踏まえてもう少し二人の恋の困難さをドラマチックに仕立ててもよかったんじゃないかなあ。それとも、何も考えずに付き合ったら実はこんなに困難な展開が・・・っていう構成なんでしょうか?

*1:または少女漫画みたいな展開