冬ソナ終わった

ようやく終わった・・・。エロゲー的陶酔テキストかと思ったら、ママレードボーイかよ!まさかインセストネタとはねえ・・・。これでさ、体の関係があったらすっげえ背徳感で盛り上がったのになー。ざんねん。ヘンに純愛指向だから、インセストの醍醐味が味わえず、単なる障害として終わってしまった。

そもそも血がつながってるという事実だけで別れを決めるってのはどうなのか。血の繋がりを乗り越えてこそのドラマだし、インセストネタの醍醐味ではないか。チュンサンは「僕らを別れさせて」と母親のせいにしてたけど、結局社会的しがらみを断ち切って、全てを捨ててでもユジンと一緒になるだけの愛がなかったということだろう。もちろん別れるという選択は人として間違ってないと思うけど、それを他人のせいにするのは筋違いもいいとこ。

ああ、ついインセストネタに熱く反応してしまった。俺にインセストネタふるなんて、このドラマもいい度胸してるよ。

あと、ラスト。兄弟じゃないと分かっても安易にチュンサンのに行かず、フランスに行ったのはこのドラマにしちゃあキレイなラスト。ここでくっついちゃあ、それまでのドラマチックな別れのシーンが一気に陳腐なママゴトになっちゃうからね。そこはよかったっす。失明したチュンサンには哀愁を感じますねえ・・・。最後の再開のシーンは蛇足だろ。チュンサンには哀愁と思い出に浸って終わって欲しかったぞ。

それにしても、サンヒョク。婚約者には振られるわ、栄養失調で死にかけるわ、家庭は崩壊するわ、ろくなことがなかったな。同情するよ。実はユジンの子供は父親がチュンサンで・・・ってオチだったら救われないな。

で、総評ですが、ご都合主義全開の嵐だったが、ここまでやられるとむしろ心地よい。いわゆる「お約束」は、ご都合主義という言葉で切り捨てられがちだけど、そこにはある種の形式美が確かに存在する、そう思わせるドラマでした。

追記

ユジンとサンヒョクは結婚してないらしい。つまらん。