ゆるゆり 総感
女の子同士の緩い日常を描きつつ、ちょっぴり百合風味も加える・・・という、昨今のヒット作からエッセンスを抽出して再構成したような作品。うまく作ればヒット確実な鉄板中の鉄板なネタだったわけですが、ツボを的確に抑えつつレベルの高い作品を作るって案外難しいよね。
原作の丸みがあって淡い感じのカワイイ絵柄を、アニメ映えするようにアレンジした作画のすばらしさ。個性あふれる沢山のキャラクターたち。緩い日常と、百合成分の絶妙なバランス。妙に中毒性のあるOPとED。メインヒロインの4人にフレッシュな新人を当て、脇をある程度経験を積んだ新人〜中堅で固めるというキャスティング。全てにおいて非常に高いレベルで、はっきり言って俺のような素人が文句をつける余地はないですね。100点取りに行って、ほんとに100点取っちゃった、みたいな。そういう意味ではすごく優等生的な作品だなーと思いました。
細かい所では、CM前のアイキャッチを長めに取って女の子ちゃんのカワイイ動きを見せてくれたりするサービスが好きでしたね。可愛い女の子が動いてるのを見るのは楽しい。
「ゆるゆり」というタイトルがまた素晴らしい。このアニメの放映中、俺は「外国人にゆるゆりの説明をする事になったら、何て言えばいいんだろう。そもそも『ゆるゆり』って英語で何て言うんだ?」などとくだらないことをよく考えていました。うーん、ゆるい百合だから、"light lesbian" だろうか、しかし「百合」自体にライトなニュアンスが含まれているしなあ・・・。と考えていくと、レズビアン的なモノを限りなく希釈して日常と同化させていくこと、言葉を変えると何気ない日常に含まれる百合的なモノ、あるいはそういったモノを求める世間の空気を「ゆるゆり」という4文字で形にしてみせた原作者のセンスはすごい。
で。ベタ褒めのわりには作品の中身についてあまり触れてないのは、優等生すぎて今ひとつ入れ込めなかったかなーという部分だったり、後追いで見てたのでリアルタイムな盛り上がりに付いて行けなかったなーという部分だったり。特に主役の声優4人の人気が上がっていくところをスッポリ見逃していたのはミルキィホームズ以来の不覚。ミルキィと違って、こっちは視聴前から「この子ら人気出るんだろうな」と思っていたというのに。
あと、これは良くも悪くもなんでしょうが、途中から結衣せんぱいが大好きになってしまって・・・いや、正確に言えば、津田美波ちゃんの声しか頭に入らないようになってしまって、全体の印象があまり無いんですよね。「フラクタル」で気になって、その後のちょい役でチラホラ見かけるうちに「ベースの声はフリュネよりも低い感じなのかな?」と思っていたところの結衣せんぱいでしたからねー。
そんな感じかな。世間一般ほどじゃないというだけで、十分面白かったし好きでしたよ。
追記
英語版Wikipediaでは "Easygoing Yuri" という訳になってるようですね。にゃるほどー。
YuruYuri - Wikipedia