魔法少女まどか☆マギカ 第08話「あたしって、ほんとバカ」

さやかちゃんが魔女になった!

杏子たんの必死の説得もむなしく、さやかが魔女になってしまいました。そうなる以外の結末は考えられなかったとはいえ、何ともやるせないですね。いろんな人が差しのべてくれた手を振り払って、自分から魔女になったわけだから、それは別に悲劇でもなんでもないわな。安易な願いで魔法少女になったさやかが、安易な自暴自棄で魔女になる。まあ、筋は通ってるか。筋だけ通ってりゃいいのか、結局さやかとは何だったのか・・・という気はしないでもないけど。

ほむらさんはまどがが大好きで、まどかを助けたいという思いは本当らしい。魔法少女が魔女になることが必然なら、そういう連鎖にまどかを巻き込みたくないって言うだけでも動機にはなるか。あとは過去との因縁的なアレなんですかね。今のところ、まどかがそれほど全身全霊を持って救うべき魅力を持った子には全く思えないので、ほむらさんにイマイチ感情移入できてないんだけど。

ほむらはさやかの事なんてどうでもいいし、まどかは安全な立場から上から目線なだけだし、だとすれば今のさやかの真の理解者は杏子たんだけなんだよ!殺伐とした雰囲気の中でひとり天使っぷりを発揮している杏子たんが切なすぎる。この子が魔女になりませんように・・・。

QBさん。さやかがどうのこうのって、ほむら&杏子に言うより本人に言えよ!あと、殺されたインなんとかさんをガン無視して逃げてっちゃうまどかはスゴイ。初回からそうしろよ(笑)

「希望と絶望のバランスは差し引きゼロ」の話。そういう当たり前の話をそのまま出すだけ、という掘り下げの低さは何なんだろうなあ。意図的なんだろうか。今の時点でいいとも悪いとも言わないけど。そういうモノは当たり前の前提としてあって、その先をどう描くかって話だよね。

追記

別に敢えて明言しなくてもいいんだろうけど、嫌いだから難癖付けてんだろって思われるのもアレなので。

俺が作品に対して・・・いや、この作品限定でいいや、ダメ出しのようなことを言うときは、頭の中に反例となる作品が思い浮かんでいます。できないことはやれって言わないよ。他作品との比較で語るのは嫌だしナンセンスだから具体名を出していないだけ。