ロミオの青い空 第28話-第30話
涙なしには語れない、正真正銘のベストエピソード。
消える前のろうそくのごとく、最後の力を振り絞って身の証を立てるアルフレド。そしてすべての力を出し切って、安らかに天に召されるアルフレド。遺言ともいえる教会でのロミオとの会話は、永遠に忘れることはないでしょう。このラストに向けてすべては動いていたのです。
アルフレドの最期もそうだけど、それ以上に残された子供たちが切ない・・・。小さな恋心を抱えたままのニキータ、唯一認めたライバルを失ったジョバンニさんの気持ちを思うと、もうたまらないです。よく覚えているはずなのに、やっぱり泣いてしまいました。
自分の気持ちにけじめをつけるように川に飛び込むニキータとダンテ。ここだけ見れば奇行極まりないんだけど、今までずっと見守ってきた身としては、とても彼らを笑うことはできませんでした。
そしてひたすら落ち込むロミオ。ダンテたちはふがいないロミオを責めていたけど、自分の半身とも言えるアルフレドを失ったロミオの悲しみと喪失感を考えると、一緒にロミオを責めることなどできるわけがない。もちろんダンテが無責任にロミオを責めてるというわけでは決してなく、当事者でない一視聴者の立場としては彼らに何か言う資格はないということです。
アニメファンにはいろんな形があると思うけど、俺のベースはロボットアニメでも魔法少女アニメでもなく、名作劇場なんだと思う。そしてこの道に入るきっかけになったのは、ロミオの青い空があったからなのでしょう。それを確信すると同時に、10年経っても色あせない魅力がこのアニメにはある、ということを改めて実感させられました。
実質上のラストは終わったので、後はエピローグ。ゆっくりとこの世界が終わるのを待つことにしましょう。