ふしぎ星の☆ふたご姫 第10話「お菓子を作ろう☆プリンセスパーティ」

今週はすごいな。ギャグの切れもいいし、作画もかわいいし、最後のレベルダウンにつながるエピソードも実によかった。ギャグシーンのダイナミックさと気持ちよさは90%コンテのお手柄*1でしょう。さすが佐藤順一。2人が決めポーズみたいなのを取ったりするのもよかったなあ。

アルテッサが悪い悪い言われてるみたいだけど*2アルテッサだってただのイジワルじゃない。パティシエの勉強をしたって言ってるところからも、単にお気楽に参加してるファイン&レインとは意気込みが違うわけで。見てる間、「これでリオーネが優勝、とかいう展開になったら最悪だな。アルテッサの努力は考慮されないの?」って思ってたけど、これ以上ない形でアルテッサを拾い上げてくれました。さすが佐藤順一

今回悪いのは力士であって、呼び出したファイン&レインには責任はない、とも言えるけど、「きらきらプリンセスだからうまくいって当然」という驕りがあのような結果を招いたのか、と考えれば納得できるかも。調子に乗る二人もしっかり描いてあるしね。アルテッサの努力や意気込みは考えようともせずに「リオーネにお砂糖分けてくれなかったからバチがあたったのよ!」という2人はレベルダウンして当然だよね。でもこれをいい経験にして、いいプリンセスになって欲しいものです。

それにしても、相撲取りのギャグをそのままシリアスシーンの伏線に使ってくるのはすごい技だ・・・。

追記

アルテッサについて。性格悪い性格悪い言われて各地で嫌われてるであろうアルテッサさん。でもさ、アルテッサの尊大な態度はプライドの表れだし、そのプライドは努力にちゃんと裏打ちされている。何もしないで遊びまわってるファインとレインに比べて、どれだけ立派なことか。
今回の件も、もしあれがバジリスクの世界だったら砂糖の代わりに塩じゃなくて毒を仕込むくらい余裕でやるでしょ?アルテッサのプリンセスパーティーにかける意気込みがそれくらいだとしたら、「お砂糖分けて」なんて言ってるファインとレインの頭の方がどうかしている。まあ、作中ではプリンセスパーティーの政治的意義については全く触れられていないので、どれくらい重要なイベントなのかは分からないけど・・・。
アルテッサは確かにイジワルだけど、そこには努力に裏打ちされた揺ぎ無いプライドがある。立派なプリンセスだと思いますよ。
要するに、俺は水橋かおりのああいう役が大好きなのです。変に改心してその辺の凡百のヒメと同じになって欲しくないのです。

追記2

http://d.hatena.ne.jp/nanamibeya/20050605#p1
今回のレベルダウンについて、いい文章だなーと思ったのでリンク。

ついでにもう少し言わせてもらえば、「謝れなかったこと」自体じゃなくて、「魔法によって誰かが幸せになることで、別の誰かが不幸になる」ということを当然だと思ってしまったことに原因があるんだと思う。売り言葉に買い言葉にしても、「バチが当たって当然」というのはアルテッサに対してあまりにも配慮に欠けた言葉。その根本の原因として、上のサイトで言うところの「プロミネンスを何でも叶える万能な魔法と勘違いし、それに依存し始めた心」があったんじゃないでしょうか。

もちろん10歳程度の子供にそれを求めるのは酷だと思うので、そういう意味では仕方なかったんだけど、悪いものは悪い。そこで「しょうがないよね」と言って許してしまっては、立派なプリンセスにはなれないわけですよ。今回の話は、ちゃんと教育アニメとしても成り立ってるんですねー。深いわ・・・。

追記3

ゴメン、ウザイだろうけどもう少し言わせてください。

「星の小びんチェック」は、プロミネンスの力に対する評価ってのは確定だと思う。今回の魔法が与えた影響としては

くらいが考えられるけど、とりあえずリオーネは魔法によって幸せになったし、力士たちも幸せになった。でもアルテッサは魔法のおかげで確実に不幸せになってるわけで。だから-1ということだと思う。アルテッサの論理を適用すると、安易な肩入れによってリオーネ以外のプリンセスの順位が下がってしまうことになるので、これも-1か。

そう考えるとプラスマイナス0ってことになると思うんだけど、一つでも減点があった時点ですべてのプラスがチャラになる。プリンセスへの道は厳しい・・・。

*1:のこりは作画

*2:今回はどう言われてるのか知らないけど